Appetizers 2021 winter

紅芯大根のサラダ


冬が旬の大根。中でも紅芯大根は栽培している農家さんもまだまだ少なく、珍しい。ファーマーズマーケットで見かけた時には、つい手が伸びてしまいました。
見た目は白く大きなカブのよう。割ると鮮やかなピンク色がパッと現れ、ちょっとしたサプライズ感がありました。
紅芯大根、青りんご、新玉ねぎ、グリーンリーフ、サニーレタスをざっくり合わせたら、まるでブーケのように美しいサラダに仕上がりました!

3種のオードブル

出汁巻き玉子とすだちおろし

甘い玉子焼か、甘くない出汁巻き玉子か。好みが分かれるところですね。
甘いのも良いですが、出し汁がジュワっと染み出る熱々な出汁巻き玉子、時々無性に食べたくなります。今回は、甘くない方で。
大根おろしには少々アレンジを。爽やかな香りのすだち果汁をたっぷり混ぜ、出汁巻き玉子に乗せ、醤油を少々垂らし、さっぱりと頂きました。

漆黒の胡麻豆腐

黒を超える漆黒な胡麻豆腐を作りたい!
そんな野望から、試作が始まりました。昆布出汁に葛粉を溶かし、通常の倍以上の練胡麻、砂糖少々を入れ、ねっとりするまで練り上げました。
仕上がりは、名前に負けない漆黒でモチモチな胡麻豆腐に。金箔を乗せれば、まるで和菓子のような佇まいと味わい。
胡麻豆腐は、葛粉の代用で片栗粉でも作れます。材料を鍋で練って型に流し固めるだけの、実はとても簡単な料理。是非、お試しください。

南瓜きんとん

レンジで加熱して裏ごししたかぼちゃに白あんを練り込み、茶巾絞りにしました。トッピングにはかぼちゃの種を。ミニチュアサイズの可愛らしいかぼちゃの姿に仕上げました。
かぼちゃの香りと優しい甘さ、口溶けの良さが印象的な一品となりました。

蓮根チップス

蓮根は、スライスすると水玉模様のお姿がなんともお洒落ですね。油で揚げてチップスにし、塩を振ればきっと美味しいおつまみになるだろう…。
ちょっとしたひと手間で、期待通りのパリッとした蓮根チップスができました!
コツは、スライサーで薄切りにしたあと数十秒湯掻くこと。しっかりと水分を取ったあとは160度くらいの油で薄いキツネ色になるまで揚げます。こんがりするまで揚げると、苦くなりますのでご注意を…!

豆腐のおすまし

寒い季節、温かい汁物があるとホッとします。
冷蔵庫にあるもので、サッと作れる一品。今回は、豆腐、三つ葉に柚子皮。そして、出し汁に酒、薄口醤油、塩少々。
柚子の香りがフワッと立ち上がると、冬だな…としみじみ感じます。

牡蠣と柚子のソテー

旬の牡蠣をバター醤油でソテーしました。これだけでも最高に美味しいんですが、仕上げに柚子果汁を絞り、さらに柚子の輪切りをたっぷり乗せ、こってりさっぱり、牡蠣の旨味を存分に堪能しました。

牛肉の味噌焼きと春菊

厚くカットしたサーロインを絶妙なミディアムレアで焼きました。大きな朴葉は器の代わりに。
上質なサーロインはとても柔らかく、辛口な赤味噌ダレとの相性も抜群。トッピングの生春菊は、鼻から抜ける独特な香りがまた最高。大人な味わいには、キリッとした辛口の日本酒が良く合います。

秋刀魚ときのこの炊き込みご飯

そろそろ旬も終わり際の秋刀魚を食べ尽くそう、と炊き込みご飯にしました。舞茸、しめじ、生姜もたっぷり入れ、土鍋で炊き上げました。
秋刀魚は、焼いた後に炊き上がったごはんに乗せることで、青魚特有の香りがごはんに移らないよう工夫。
焼き秋刀魚の香ばしさ、きのこの旨味、生姜の爽やかさが三位一体となった、今年最後になるであろう秋刀魚の炊き込みご飯を美味しく頂きました。

白いお汁粉

小豆で作ったお汁粉があるなら、白小豆で作ったお汁粉があってもいいのでは?そんな発想から数年の時を経て、ようやく実現する時がやって参りました。
しかしながら、こし餡を手作りするのはなかなか手間が掛かります。自宅で作るなら、白あんを購入し、水でのばし鍋で沸かすのが近道です。
初めての白いお汁粉は、トロトロと優しい舌触りと上品な甘さがあり、小豆のお汁粉とはまた違う美味しさがありました。
コロンと丸く浮かべた白玉団子も、モチモチで美味しかったです。